逸走というレース中に馬が急に消える現象をご存知でしょうか?G1のホープフルSでランドオブリバティが起こしました。
これはとても珍しいもので滅多に見れるものではありません。
今回は、逸走とは?馬が消えたが何が原因かをホープフルSのランドオブリバティに注目して調べてみました。
逸走とは?
馬券は損してないからどうでも良いけど、逸走なんて久し振りに見た。そもそもなんでこのレースがG1なんだろうね?😓#ホープフルステークス pic.twitter.com/M7jGBugYdO
— 納豆マン (@nattouman750) December 26, 2020
まずは逸走「いっそう」と読みます。
あまり聞かない言葉だと思うのですが、
「レース中に馬が走路から大きくはずれて走路外に疾走してしまうこと。」です。
いいかえると馬がレースを嫌がり外に逃げてしまうことです。
それなので、TVでレースを見ている人は、画面から急に消えていなくなったように見えます。
なお、走路外に逸走し、レースに復帰する為には、逸走した地点まで引き返す必要があります。
逸走した馬は一定期間出走停止となり、その後、再審査を受け、合格しなくては出走できません。
もちろん、逸走しないように日頃からきちんと訓練をしているのですが、ごくたまにこういうことが発生します。
ちなみに逸走で有名なのは、2012年の阪神大賞典のオルフェーブルで、この時は、なんとまたレースに復帰し2着でゴールしました。
#1日1頭あから順に馬の名前言っていく
5日目「オ」
やはり、ここはオルフェーブル。
驚異のラストランも印象深いが、やはり逸走からの巻き返し2着は2度と見れないだろう。
ゴール後に池添を振り落とすのはご愛嬌😄凱旋門に1番近づいた馬だった pic.twitter.com/Fa5rHWtZJo— ドゥラララ!@天栄帰り (@fZVSIWI724siVhF) June 6, 2020
急に馬が消えたが逸走する原因は?
4角の影がランドには段差があるように見えて
逸走してしまったのではないかと思います
スタートして他馬と接触して興奮又は平常心が保てず
影が段差に見えて逸走した気がします🙇♂️ pic.twitter.com/nWchcZ9Hs0— ティコティコティアラ (@tiaraandleo) December 26, 2020
まずは、もともと気性の激しい馬が起こしやすいです。
なぜ発生するかといえば、レース中に馬がかかった状態(興奮状態)になり、騎手のいうことをきかなくなります。
そして自分勝手にどんどん進んでしまうので、騎手も一生懸命に手綱を引っ張ったりするのですが、全くきかず、そのまま自分の行きたい方向(レースから逃げたいことが多いので外ラチのほう)に走って行ってしまい、コースから離脱してしまうということのようです。
馬群の中にいれば落ち着くのですが、前に馬がいない状態(単独で先頭を走っている時)だと目標がないせいか起こりやすいようです。
ホープフルステークス2020の結果と勝ち馬は?
第37回ホープフルステークス
中山 2000M
芝 良
1着⑩ダノンザキット 川田 2.02.08
2着①オーソクレース ルメール 1 1/4
3着②ヨーホーレイク 武豊 1/2
4着⑪タイトルホルダー 戸崎 1 1/2
5着⑬シュヴァリエローズ 北村友 クビ
単勝 210円
馬連 680円
枠連 570円
3連複 1900円
3連単 5560円
上がりは、
1着ダノンザキット 36.4(メンバー最速)
(3着ヨーホーレイク 7着アオイショー
8着マカオンドールも同タイム)
でした。
レース映像
逸走はありましたが、配当は人気馬で決まりましたので今回は固いレースとなりました。
このレースで逸走したのは三浦皇成騎手騎乗の2番人気のランドオブリバティで馬が外ラチの直前で急停止し、
その衝撃で三浦皇成騎手は落馬し左胸部打撲。(これでも軽傷の部類のようです。)
馬は幸いにも異常がなかったようです。
ネットの反応
何があったんだ・・・ランドオブリバティ・・・。#ホープフルステークス #逸走
— 大澤幹朗 (@osawa_mikio) December 26, 2020
ホープフルステークス、一頭派手に逸走しましたね…。ここで盛り返したら後のオルフェーヴルでした。。。
— maipo (@ma_i_po_3) December 26, 2020
ホープフルステークス、武さん、最後逸走したあの子にスタートであんなにぶつかられてよく三着までもってきたなぁ。
— たーん (@turnawayturn) December 26, 2020
緊急アンケート。「なぜランドオブリバティは逸走したのか?」#ホープフルステークス #RAKURAI#keiba_radio
— 馬券放浪記 (@umahourouki) December 26, 2020
三浦皇成騎手の騎乗技術が原因ではないかという声もありますが、
元騎手の安藤勝己さんの見解です。
まともに走ってれば分かんない手応えやったよ。物見ってレベルの逸走やないし、よっぽど気性的なもんか、状態的に苦しがってたのか。ただ、ここからの立て直しは簡単やないと思うな。 https://t.co/ejNCjSo7Kl
— 安藤勝己(アンカツ) (@andokatsumi) December 26, 2020
アンカツさんが難しいとおっしゃっているので、騎手の技術というよりはあそこまでいくと誰がやっても制御するのは難しいのではないでしょうか。
まとめ
・逸走とは、滅多に起こらないが、馬が興奮してレースから逃げたくなって制御不能になると起こることがある。
・先頭を走っている時に起こりやすい
・騎手を批判する声もありますが、今回の件はだれがやっても元に戻すのは不可能なくらい馬がかかっていた。(気性が激しく、騎手のいう事をきかない状態)
・ホープフルSは昨年はコントレイルが勝って無敗の3冠馬になっている出世レース。
今年の勝ち馬ダノンザキットの来年の三冠クラシックレースでの活躍が楽しみですね!
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