逸走とは?馬が消えたが何が原因?ホープフルS2020年のランドオブリバティ

競馬

逸走というレース中に馬が急に消える現象をご存知でしょうか?G1のホープフルSでランドオブリバティが起こしました。

これはとても珍しいもので滅多に見れるものではありません。

今回は、逸走とは?馬が消えたが何が原因かをホープフルSのランドオブリバティに注目して調べてみました。

逸走とは?

まずは逸走「いっそう」と読みます。

あまり聞かない言葉だと思うのですが、

「レース中に馬が走路から大きくはずれて走路外に疾走してしまうこと。」です。

いいかえると馬がレースを嫌がり外に逃げてしまうことです。

それなので、TVでレースを見ている人は、画面から急に消えていなくなったように見えます。

なお、走路外に逸走し、レースに復帰する為には、逸走した地点まで引き返す必要があります。

逸走した馬は一定期間出走停止となり、その後、再審査を受け、合格しなくては出走できません。

もちろん、逸走しないように日頃からきちんと訓練をしているのですが、ごくたまにこういうことが発生します。

 

ちなみに逸走で有名なのは、2012年の阪神大賞典のオルフェーブルで、この時は、なんとまたレースに復帰し2着でゴールしました。

急に馬が消えたが逸走する原因は?

まずは、もともと気性の激しい馬が起こしやすいです。

なぜ発生するかといえば、レース中に馬がかかった状態(興奮状態)になり、騎手のいうことをきかなくなります。

そして自分勝手にどんどん進んでしまうので、騎手も一生懸命に手綱を引っ張ったりするのですが、全くきかず、そのまま自分の行きたい方向(レースから逃げたいことが多いので外ラチのほう)に走って行ってしまい、コースから離脱してしまうということのようです。

馬群の中にいれば落ち着くのですが、前に馬がいない状態(単独で先頭を走っている時)だと目標がないせいか起こりやすいようです。

ホープフルステークス2020の結果と勝ち馬は?

第37回ホープフルステークス

中山 2000M

芝 良

1着⑩ダノンザキット   川田   2.02.08

2着①オーソクレース   ルメール 1 1/4

3着②ヨーホーレイク   武豊   1/2

4着⑪タイトルホルダー  戸崎   1 1/2

5着⑬シュヴァリエローズ 北村友  クビ

 

単勝    210円

馬連    680円

枠連    570円

3連複  1900円

3連単  5560円

 

上がりは、

1着ダノンザキット 36.4(メンバー最速)

(3着ヨーホーレイク 7着アオイショー

8着マカオンドールも同タイム)

でした。

 

レース映像

逸走はありましたが、配当は人気馬で決まりましたので今回は固いレースとなりました。

このレースで逸走したのは三浦皇成騎手騎乗の2番人気のランドオブリバティで馬が外ラチの直前で急停止し、

その衝撃で三浦皇成騎手は落馬し左胸部打撲。(これでも軽傷の部類のようです。)

馬は幸いにも異常がなかったようです。

 

ネットの反応

 

 

 

三浦皇成騎手の騎乗技術が原因ではないかという声もありますが、

元騎手の安藤勝己さんの見解です。

 

アンカツさんが難しいとおっしゃっているので、騎手の技術というよりはあそこまでいくと誰がやっても制御するのは難しいのではないでしょうか。

まとめ

・逸走とは、滅多に起こらないが、馬が興奮してレースから逃げたくなって制御不能になると起こることがある。

・先頭を走っている時に起こりやすい

・騎手を批判する声もありますが、今回の件はだれがやっても元に戻すのは不可能なくらい馬がかかっていた。(気性が激しく、騎手のいう事をきかない状態)

・ホープフルSは昨年はコントレイルが勝って無敗の3冠馬になっている出世レース。

今年の勝ち馬ダノンザキットの来年の三冠クラシックレースでの活躍が楽しみですね!

 

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